【徹底比較】バックカントリーのおすすめビーコンは迷わずバリーボックス!Barryvox vs Barryvox S+2025年新型モデル情報も解説!

バックカントリー

バックカントリーや冬山登山を安全に楽しむには、信頼できる「雪崩ビーコン」の携行が必須です。
中でもMammut(マムート)のBarryvoxシリーズは、多くの山岳ガイドや登山者に愛され続けている定番モデル。

本記事では、まず【Barryvox】と【Barryvox S】という従来の2モデルを中心に比較し、さらに2025年に登場した【Barryvox 2】【Barryvox S2】の新情報やリコール情報も加え、今選ぶべき1台を解説します。


目次

  1. Barryvoxシリーズとは?
  2. BarryvoxとBarryvox Sを徹底比較
  3. 実際に使ってわかった使いやすさの違い
  4. 初心者にもBarryvox Sをすすめたい理由
  5. 【追加情報】Barryvox 2 / S2の特徴
  6. 【重要】新型モデルのリコール情報
  7. 結論|どのモデルを選ぶべきか?

1. Barryvoxシリーズとは?

MammutのBarryvox(バリーボックス)シリーズは、スイス製の高性能雪崩ビーコン。
登山者・バックカントリースキーヤー・山岳救助隊まで、幅広く支持される理由は「シンプルな操作性」と「高精度な受信性能」です。


2. BarryvoxとBarryvox Sを徹底比較

項目BarryvoxBarryvox S
受信範囲最大70m最大70m(+アナログ95m)
アンテナ数3本3本
ディスプレイセグメントLCD(数字・矢印)高精細ビットマップLCD
マルチ埋没者対応△(2人まで)◎(マーク機能あり)
操作性シンプルな1ボタン操作複数ボタン+メニュー選択可
カスタム設定×◯(プロファイル・自己診断など)
対象ユーザー初心者〜一般ユーザー初心者〜上級者・山岳ガイド

3. 実際に使ってわかった使いやすさの違い

Barryvox(スタンダードモデル)

  • とにかくシンプル。起動〜送信/捜索までが迷わない。
  • 表示は必要最低限:距離と方向矢印のみ。
  • 「初めて持つビーコン」として適したエントリーモデル。

矢印の方向に進んでいくと、距離が近づくにつれて数字が小さくなっていきます。

近くになるこの画面になります。さらに距離を縮めてプローブで特定していきます。これでも十分わかりやすい表示にはなっています。使用方法は講習で習うと思いますし、落ち着いている場面では迷わず使用することができるかと思います。

Barryvox S(上位モデル)

  • 大きく見やすいビットマップディスプレイ。
  • マルチ埋没者を検出・マークでき、パニックになりにくい。
  • メニューのカスタマイズやプロファイル切替も可能。
  • 初心者にも分かりやすく、上級者にも不足なしの“完成形”。

SENDモードにした際のはじめの表示です。どのように探索すべきなのかわかりやすく教えてくれます。

近づいた際もプローブの使い方が一目でわかる表示となり、焦っている場面ではこれがあるだけでも違いそうです。ほとんどの人は雪崩に対して慣れていないと思いますので、平常かつ迅速に行動するのが難しいかと思います。


4. 初心者にもBarryvox Sをすすめたい理由

  • 画面が大きく、情報量が豊富 → 矢印、距離、複数埋没者も直感でわかる
  • 「マーク機能」がある → 一人ずつ確実に捜索でき、混乱しにくい
  • 将来的なスキルアップに対応 → 買い替え不要で長く使える

**上位モデルは難しい、と思うのは先入観。**Barryvox Sは“誰でも使える上位機種”です。


5. 【追加情報】Barryvox 2 / S2の特徴(2025年新モデル)

Barryvox 2

  • 軽量化:従来比で約25g軽い
  • 薄型設計:ザックやウェアへの干渉が減少
  • MIPディスプレイ:直射日光・偏光レンズ越しでも視認性良好
  • Bluetooth対応:スマホで設定・アップデート可

Barryvox S2

  • Barryvox Sの進化版
  • 音声ガイド(日本語対応)搭載 → 操作時に視線を外す必要なし
  • 改良されたマーク機能とUI設計
  • ガイド・プロユーザー向けの設計だが、直感操作も可能

6. 【重要】Barryvox 2 / S2は一部リコール対象

2025年の発売直後、一部のBarryvox 2 / S2において電源スイッチの組立不良が発覚。
これにより、意図しない送信/受信切り替えが発生する可能性があり、Mammutが自主リコールを発表しています。

新モデル購入を検討している方は、購入時に必ず製造番号の確認を。


7. 結論|どのモデルを選ぶべきか?

利用スタイルおすすめモデル
雪崩ビーコン初購入、まずは基本からBarryvox
初心者だけど安心して使えるものが欲しいBarryvox S
複数埋没やガイド業務など高度な運用Barryvox S または S2
スマホ連携・最新設計重視Barryvox 2 / S2(リコール非対象品)
モデル名BarryvoxBarryvox SBarryvox 2Barryvox S2
発売年~2024年~2024年2025年2025年
アンテナ数3本3本3本3本
最大受信範囲70m70m(+アナログ95m)70m70m(+アナログ95m)
ディスプレイセグメントLCDビットマップLCDMIP液晶MIP高解像度液晶
マルチ埋没者対応△(簡易)◎(マーク機能あり)◎(改良済)◎(強化済)
音声ガイドあり高精度改良音声通知改良音声+ガイド
Bluetooth連携××〇(アプリ対応)〇(スマホ連携)
軽量性約210g約210g約185g約185g

まとめ

  • Barryvox Sは今なお「直感的で安心して使える」完成されたビーコン
  • 新モデル(S2)はさらに進化しているが、リコール対象のロットには注意
  • 初心者〜中級者には、安定性と実績あるBarryvox Sがおすすめ!

新モデルを私は触ったことがないので新型との選択は難しいですが、従来のBarryvox Sもまだまだ使えるビーコンだと思います。そして一番大事なのは自分が持っているビーコンを使いこなせるように練習しておくことです。機能はあっても使い方がわからないでは、まったく意味がないので。一分一秒を争う雪崩後の行動を少しでも効率的にして、一緒に行動しているパーティと信頼し合える関係でありたいですね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました