スキーウェア、スノボウェアの洗濯はコスパのよい自宅手洗いがおすすめ!子どもと一緒にメンテナンスするのがコスパパ流

スノーボード

シーズン終わりになるとウェアの洗濯について気になるところです。人によってはサイズアウトまで一度も洗濯していないなんてこともあるのではないでしょうか。洗濯方法としてイメージしやすいのはクリーニングに出すということかと思いますが、家族全員分のウェアをクリーニングに出すとそれなりの額がかかりますよね。実は自宅で簡単に洗濯はできるんです。

しかもこの方法はほとんどの作業を子どもにやってもらい、親は指示をするのがメインです。風呂に入りながら子どもに頑張ってもらえば、シーズン途中でも何回も洗濯をすることが可能です。洗濯の効果はきれいなウェアで滑れることだけではなく撥水性もしっかりキープするので、子どもが滑っている途中で濡れて寒い思いをすることもなくなります。

洗濯前の準備

必要な材料と道具

  • 中性洗剤(ニクワックス)
  • 大きめのバケツまたは浴槽
  • 清潔なタオル
  • 柔らかいブラシ(必要に応じて)

洗濯する前のチェックポイント

  • 全てのジッパーやボタンを閉じる。
  • 大きな汚れは事前にブラシで軽く払い落とす。

洗濯の適切なタイミング

  • 雨の中で滑った日
  • 晴れていて汗をたくさんかいた日
  • シーズン終了後
  • 汚れが気になった場合

私がいつも使っているのはこちらの洗剤です。

ニクワックスの特徴とメリット

ニクワックスは、アウトドアウェア専用の洗剤として広く認知されており、特に防水性を損なうことなくウェアを洗浄することができることで知られています。

  • 防水性の維持: ニクワックスを使用することで、ウェアの防水性を損なうことなく汚れを落とすことができます。
  • 環境に優しい: 生分解性が高く、環境に優しい成分で作られています。
  • 使いやすさ: 手洗いはもちろん、洗濯機での使用も可能ですが、ここでは手洗いの方法を紹介します。

洗濯の手順 テックウォッシュ

水洗いとニクワックス(洗剤)の溶液を作る

まずはぬるま湯(30℃程度が理想)のシャワーで水洗いをします。簡単にじゃぶじゃぶ浸けたあと、一度水を流します。

適正量の水にニクワックスを溶かします。希釈の目安はボトルに記載されているので、ウェアを何着分洗うかで確認をします。こういうのはやりたがる子どもが多いと思いますが、何杯必要かを伝えて、実際に洗剤を入れるのは子どもにやってもらいます。

ウェアの浸け置きと手洗い

ウェアを溶液に完全に浸して約20分間浸け置きします。これにより、汚れが浮きやすくなります。時間を置いたら、やさしく押し洗いをします。強くこすりすぎないように注意しましょう。

この時間に子どもには体や頭を洗っておいてもらいます。濡れてしまうため服は脱いだ状態なので、待ち時間の有効活用として一番いい方法だと思います。

ここでも子どもたちの力を借りています。多少力加減が弱かったり強かったりがあっても、自分のウェアを大切にする認識を持ってもらうことができます。

裾や襟、膝やお尻の部分は大体汚れがひどいことが多いです。手でこするだけですが、部分洗いを重点的に行います。特に汚れが目立つ部分は必要に応じてソフトブラシで軽く洗います。

すすぎ

一度ウェアを出して、溶液を流します。

出したウェアは一度シャワーをかけてからバケツに戻すとすすぎの回数を減らすことができます。風呂のついでにやっている私の方法は子どもにウェアをもってもらい、シャワーをかける方法です。一人でやっていると大変ですが、子どもの協力があるとだいぶ楽になります。

バケツに新しい水をため直し、洗剤が残らないようにしっかりすすぎます。これを2回繰り返します。

撥水加工 TX.ダイレクトウォッシュイン

ニクワックス(撥水剤)の溶液を作る

撥水剤の使用方法は洗剤のときと同じ手順ですが、ボトルに記載されている撥水剤の量は洗剤とは違うので確認してから、バケツに溶液を作ります。

  • 左の紫キャップは昔の大ボトルキャップ → 50㏄をはかることができない
  • 右の緑キャップは今の大ボトルキャップ → 50㏄をはかることができる

ニクワックスの大ボトルを購入すると、ボトルキャップが希釈時の50㏄をはかることができませんでしたが、最近は小ボトルも大ボトルも50㏄をはかることができるように改良されています。

家族分を洗うと結構消費も激しいので、私は必ず大ボトルで購入します。

ウェアの浸け置き

ウェアを溶液に完全に浸して約20分間浸け置きします。ここで子どもには風呂を出てもらいます。風呂の時間も長くなってしまうのと、この時間は私自身が体や頭を洗う時間にしています。

すすぎ

バケツに新しい水を入れてすすぎます。これも2回繰り返します。また、すすぎの際には洗剤のときよりも丁寧に、ポケットや袖の中にシャワーを当てて洗うようにしましょう。溶液が残っているとシミになったりベタベタとした感じが残ってしまいます。

脱水方法

脱水

ウェアの種類にもよりますが、中綿入りのウェアの場合は、水を吸う量がものすごくかなりの重さになります。水もとめどなく出てきてしまいますが、上から下に順番に握ってあげると脱水されていきます。

タオルドライ

ポケットや裾から大体の水を出したら、ウェアの表面と袖の中をバスタオルで吹き上げます。3レイヤーの中綿なしのウェアであれば、タオルドライすることで一晩で乾いてしまいます。2レイヤーの中綿ありウェアの場合はさすがに時間がかかります。

撥水効果が落ちてきたときの対処方法①

一つはニクワックスからTX.ダイレクトスプレーという商品が出ています。下記の使用方法でこのスプレーを使うと、さらに撥水性を高めることが可能です。

  1. 乾燥: 洗濯と撥水処理が終わった衣類は自然乾燥させます。乾燥機の使用は避けるのが一般的です。
  2. スプレーの使用: 衣類が乾いた状態で、均等にスプレーを吹き付けます。特に水を弾くことが重要な部分(肩や胸元など)には念入りに行います。
  3. 再度乾燥: スプレー後、再度衣類を自然乾燥させて撥水効果を最大限に引き出します。

撥水効果が落ちてきたときの対処方法②

もう一つの方法はゴアテックスの場合のみになりますが、洗濯、撥水、乾燥後にアイロンをかける方法です。

ゴアテックスは繊維が毛羽立ってくると撥水性が低下しますが、繊維が寝た状態に戻ると再び撥水性がよみがえります。洗濯で繊維の隙間のゴミや油を取り除いた後に、アイロンで繊維を寝た状態に整えてあげるとかなりの撥水性に戻ります。

保管と次のシーズンへの準備

洗濯が終わったら正しく保管することが大切です。以下のポイントを守ることで、ウェアを最適の状態で次のシーズンまで守ることができます。

完全に乾燥させる

保管前にウェアが完全に乾燥していることを確認してください。湿った状態で保管すると、カビや恐れの原因になります。

適切な保管場所を選ぶ

これがなかなか難しいですが、下記の条件に合う場所を探しましょう。ウェアは生地に折り目ができるのもあまりよくないので、大切なウェアはクローゼットでつるしています。

  • 湿気のたまらない場所
  • 日光による紫外線が当たらない場所

防虫対策を行う

ウェアの近くに防虫剤を置いておくことで、虫害を防ぐことができます。ただし、素材に直接接触しないように注意します。

まとめ

手洗いは時間と労力がかかるかもしれませんが、子どもと一緒にやることで教育にもなりコスパもよい洗濯方法ができます。さらにウェアの性能を長く保つためにもとても重要な作業です。正しいケアで何シーズンも快適に着れる状態にして、家族でスノボライフを楽しみましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました