どんな趣味でもそうですが、やっているときの楽しさの半面、準備や片付けには腰が重くなりがちです。みなさんは家族でゲレンデにいくときに誰が準備をするでしょうか?
コスパパ流は「できるかぎり子どもと一緒にやる!」です。楽になるかと言えば、はじめはむしろ大変になることの方が多いかと思います。でも反復することで徐々に役割が明確になり仕事効率もよくなります。成長すると明らかに準備が楽になります。
子どもと一緒にやることのメリット
時間をかけてでも一緒にやることにはメリットが多くあります。
ギアへの愛着が湧く
これは最も早く効果を感じられます。自分で自分のギアをメンテナンスするようになると、明らかに大切に使うように変化してきます。スノーボードを脱いだあとに手を離すことがなくなったり、ギアをなくすことも防げます。
自己肯定感を育む
作業を一緒にやっているとなにかしらの声掛けをすることになります。簡単なことでもうまくできたら褒めます。人には称賛欲求というものがあり、だれでも褒められたいと思っています。
メンテナンスを手伝うと褒めてもらえる、次に行く準備ができる、自分も一人前にスノボをやっていると感じることができます。滑りだけで成功体験を積み重ねるよりも、確実性があり反復もしやすいです。
スノーボードが好きになる
親として一番つらいのは、せっかく行ったのに、「もう帰りたい!」とか「やりたくない!」とか・・・。楽しませたい、経験させたいという気持ちで行くのに、お金も時間ももったいないことになります。
一緒に作業をやることで、同じ趣味を通してのコミュニケーションが生まれます。次ゲレンデに行ったらこんなことをやろう、あんなことをやろうと話す機会になります。ゲレンデに行く前にスノボのことを考えるようになったら、間違いなく時間いっぱい楽しめるようになります。
自立につながる
大人になってからの趣味も、子どもの遊びとしてやっていることの延長です。大人になってからはギアの購入、準備片付けまでやらないと滑りにいくことすらできません。
どんなことをすれば楽しいことができるのかを子どもの頃から経験することで、自ら楽しい時間を過ごす力をつけていくことができます。大人になってからの趣味活動は仕事のストレス解消やコミュニケーションの手段になります。
どんなことを手伝ってもらうとよいか
どんなことを一緒にやるかは難しいところです。下記はコスパパが今までに子どもに手伝ってもらった内容です。家庭により環境も、子どもの年齢や性格によってもできることが違うので下記を参考にやりやすそうなことからやってみてください。
荷物運び
小物類、お菓子、飲み物→持ちやすい袋形状(ブーツなど)→スノーボード
持てるものから少しずつ増やします。これは手伝ってもらえるだけ、親が楽になります。特にブーツや、ギアをまとめたバッグを運んでもらえるようになると、こんなに楽になるのかと感動します。
ウェアの洗濯
一緒にお風呂に入って、大きめのバケツでじゃぶじゃぶするだけです。時間を置いたり、最終的に洗い流すことを親がやれば、失敗もありません。
ウェアは通常の洗剤ではなく、専用の洗剤があります。有名どころはニクワックスかと思います。防水効果が失われないように定期的にメンテナンスする必要がありますが、自宅でやると節約になります。
ホットワックス
ホットワックスをやっている人とスプレーワックスをやっている人とで工程がだいぶ変わりますが、コスパパはシーズン中何度もホットワックスをかける派です。これを手伝ってもらうのはややハードルが高いですが、スノボが好きになってしまえばこっちのもんです。スクレイパーで削る作業もブラシをかける作業もやりたがります。取返しがつかないのでエッジは絶対に研がせません。
雪払い
滑り終えた後は、ブラシで雪を払って拭き上げてから車にスノーボードをしまいますよね。ちょっとした台があれば子どもにやってもらうことができます。その間にコスパパは車にギアを片付けていく作業に入れます。
手伝い中の注意点、考え方
手伝いはやってくれればいいけど、嫌がってしまい結局やってもらえないということになりがちです。子どもが手伝ってくれるかどうかが変わる注意するべき点を下にまとめました。
子どもが簡単に行えることをお願いする
基本的に怒らないでとにかく褒める
疲れているときは無理強いしないで親がやる
時間効率を考えないで経験、体験を優先する
怒りたくなる気持ちは抑えて、将来への投資という気持ちで待ちましょう。自分にある程度の時間や気持ちに余裕がある状態を作れているときなら可能ですが、自分に余裕がないときはこれらの注意点を守ることは難しいかと思います。そんなときは、はじめからお願いせずに自分ですべてやる方が結果的にいいことが多いです。
自分が手伝ってほしいことではなく、どんなことなら子供が楽しくやってもらえるかを考えながら、親子のコミュニケーションを取っていきたいですね。
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