ファミリーにもおすすめ!日光白根山のロープウェイルートで絶景を楽しむ

登山

家族で行く登山を重ね、子どもたちの希望に合わせて標高が高くて景色がいい山にいきたいということになり、こちらの日光白根山の山行を計画しました。ここはロープウェイで標高2000mまで上がることができ、子どもの足でも日帰りで絶景を楽しむことができます。

日本百名山の一つとして知られる日光白根山は、標高2,578メートルを誇る関東地方最高峰の山です。初心者でも気軽に登れるロープウェイルートがあり、季節ごとに美しい風景が楽しめます。今回は、日光白根山ロープウェイを利用した登山ルートを満喫してきた山行記録をお届けします。

山行計画 2024年10月27日

日光白根山のおすすめポイント

日光白根山は、関東最高峰の標高2,578メートルを暖かい山で、初心者から上級者まで楽しめる山です。丸沼高原ロープウェイを使うことで2,000メートルの標高まで一気に移動でき、登りの負担が軽減されます。

山頂までは2時間半~3時間程度の道のりで、家族での登山でも楽しめる距離感です。山頂からは、関東平野、男体山、燧ヶ岳などの絶景を一望できます。景色が良いと遠い富士山まで見渡せることもあり、かなりな景色を楽しめます。

春や秋には花々が咲き、紅葉の季節には山全体が美しい色彩に染まるため、四季折々の風景が堪能できます。日光白根山は活火山の一つであり、火山地帯ならではの荒々しい地形が広がっています。 山頂付近には火口湖もあり、特有の地質や地形も楽しみの一つです。日光白根山の周辺には温泉地が点在し、下山後に温泉で疲れを癒すことができます。 特に丸沼温泉や川俣温泉は人気が高く、観光とセットで楽しめるのも魅力です。

デメリット

下山時もロープウェイを利用する場合、16時半にロープウェイが閉まってしまうことを考慮して山行計画を立てる必要があるので注意する必要があります。そして、ロープウェイを使うことで結構コストがかかります。大人2500円、小人1000円は痛いです。

アクセス方法

日光白根山は群馬県と栃木県の境に位置し、登山口へのアクセスは比較的容易です。JR日光線の「日光駅」からバスで「丸沼高原」行きのバスに乗り、約1時間で登山口に到着します。

丸沼高原スキー場からのスタートですので、駐車場は広くてトイレもきれいです。グリーンシーズンはキャンプ場となっているので一日目は登山、二日目はキャンプ場でアクティビティを楽しむというプランもおすすめです。

ルート

ロープウェイ利用、奥日光山頂、五色沼、七色平のループで計画しました。もっと短いコースを選択するなら、七色平で北上して、奥白根北側の急坂を上り、南から下山してくるルートもおすすめです。

Screenshot
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装備

今回は子どもの登山用ザックのデビューです。モンベルのグラナイトパックkids30は軽量で機能性も高い小学生におすすめザックです。詳細はこちらの記事からどうぞ。

ザック重量 3.5kg

食料、水、雨具上下、ヘッドライト、三脚、マット

食料詳細

水1300mL、おにぎり1個、パン1個、ソーセージ、行動食(ゼリー飲料、アミノバイタル、塩分タブレット)

山行記録

ロープウェイを降りてからすぐに森林限界を超えたエリアが広がり、風景がパノラマのように開けます。広がる緑の稜線と青空が見事に調和しており、山頂に向かうモチベーションが高まります。

山頂駅~七色平避難小屋

最初の1時間は樹林帯を進みますが、途中で見られる高山植物や小川が変化に富んでいて楽しませてくれます。特に夏には色とりどりの花が咲き乱れ、写真撮影スポットが多数。

初めのうちは歩きやすい道が続きます。子どもも話ながら余裕の表情で登れます。看板があってこの山の情報も楽しめます。

一つ目のスポットがこの不動岩です。迫力のある岩のわきを通っていきます。

分岐から少し北に入ったところに七色平避難小屋跡地があります。奥白根山山頂に直接向かうルートだとこれに気づかず、私は帰りにやっと気づくことができました。

七色平避難小屋~奥白根山山頂

標高が高くなるにつれて、樹木が少なくなり岩場が現れます。この辺りから見晴らしがさらに良くなり、日光の山々を一望することができます。適度な傾斜と岩場のある登りが続くため、少しスリリングですが難易度は比較的低く、初心者でも安全に楽しめます。

子どもはトレッキングポールをつくのが苦手です。写真のように足を先に挙げるとポールで体を支えながら登ることができるんですが、ついついポールを先に上の段についてしまいます。

この時期でも少し地面に霜が降りていました。

最後は森林限界となり、足場がズリズリと崩れてしまう登り坂です。特に子どもには歩きにくく、荷物をしっかりと持っている長男はつらかったみたいです。体重も軽い次男はすでに荷物をパパに預けているため、軽快に登っていました。子どもが小さいうちは特に登りで荷物をもってあげると予定時間の遅れが生じにくくなります。

山頂での絶景と達成感

山頂に到着すると、ぐるりと広がる360度のパノラマが出迎えてくれます。晴れた日には関東平野や群馬・栃木の山々が見渡せる絶景が広がり、日光白根山の高さを実感できます。心地よい風を感じながら、持参した昼食を広げて、ゆったりとした時間を過ごしました。

近隣の山々や湖の眺め

山頂からは遠くに燧ヶ岳や男体山、さらに丸沼や菅沼といった湖の美しい水面も見渡せます。季節によっては雪を被った山々も見え、自然の雄大さに心が洗われるようです。

山頂から少し下った場所から見た五色沼です。ここも下りは砂利で子どもは転びやすいので注意が必要です。きれいな景色に気を取られないように。

昼食

昼食はお馴染みのモンベルリゾッタです。水の量も少なく3分で完成という、α米の中でも圧倒的に出来上がりが早いのが特徴です。味もおいしいので子どもも登山の楽しみにしている一つです。

五色沼避難小屋~五色沼

避難小屋の中は比較的快適そうです。トラブルが起きたらしっかりと使えるポイントになっています。

下からみた五色沼です。ここでシカに遭遇することがあります。

弥蛇ヶ池~七色平

バックカントリーをする場合はこちらの斜面が滑るポイントになっています。面ツルのファーストトラックを想像しながら登っていました。

下山とロープウェイの再利用

下山は来た道を戻るルートです。登りの道とは違う景色が目に入ってきて、名残惜しい気持ちでいっぱいになりました。ロープウェイに乗り込むと、行きと同じルートでも疲れた体を癒すかのように、再び周囲の景色を楽しむことができました。

日光白根山ロープウェイルートのポイントとアドバイス

  • 服装: 日光白根山は標高が高いため、夏場でも冷え込むことがあり、防寒対策が必要です。また、足元はしっかりとした登山靴を選ぶと安心です。
  • 持ち物: 飲み水と軽食は必携ですが、ロープウェイに近いこともあり、持ち物を軽くして負担を減らすと良いでしょう。
  • 天候のチェック: 標高が高いため天候の変化が激しく、登山前に必ず天気予報を確認しましょう。晴れた日には素晴らしい景色が見られますが、風が強いことも多いので注意が必要です。

まとめ

日光白根山のロープウェイルートは、初心者でも気軽に挑戦できる一方で、美しい自然や迫力のある山岳風景を楽しめる素晴らしいコースです。標高2,000メートル以上の山での達成感や山頂からの絶景は、登山の魅力を存分に感じさせてくれるでしょう。次回の登山計画に、ぜひ日光白根山を加えてみてはいかがでしょうか。

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