子ども用グローブの決定版!ついにテムレスに“ジュニアサイズ”登場&厳冬向け「TFミトン」新発売!サイズ選びは手のひらまわりを測ろう!

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ついに来た…!長年「子ども用テムレスはないの?」と聞かれ続けてきましたが、2025年8月に「TEMRES 01winter Junior(ジュニア)」が正式リリース。さらに2025年10月には厳冬期向けの新作「TEMRES TFミトン」も登場しました。どちらも“ムレにくい完全防水”というテムレスの強みをそのまま受け継いだ注目モデルです。テムレスを5年愛用しているコスパパが、テムレスを選ぶ理由からサイズの選び方まで徹底解説します。子どものグローブで悩んでいる方はぜひ参考にしてください。

テムレスをおすすめする4つの理由(再確認)

スノボはスキーに比べて雪を触ることが多く、グローブが濡れてしまうことが多いです。初心者のうちは立ち上がる動作も増え、特に雪を触っている時間が長くなります。ゴアテックス製のグローブでも摩耗してくると濡れてきてしまうため、1~2年で買い替えが必要になります。私がたどり着いたコスパ最強グローブはテムレスで、子どもから大人まで幅広くおすすめできるグローブです。

① しみこまない“完全防水”
手袋本体をポリウレタンでオールコートする構造で、縫い目からの浸水が起きにくいのが最大の強み。雪解け水や泥水にも強く、手が濡れて冷えるリスクを抑えられます。スノボで雪面を触りながら滑走する際も、子どもが雪遊びする際も、滑る練習でなんども手をつく際もこのグローブなら午後濡れてきて寒い思いをすることはありません。

② ゴム手袋なのに“透湿性”
水は通さず湿気だけ逃がす透湿コーティング。雪遊びや登山での“汗冷え”を軽減してくれるので、子どもが長時間遊んでもムレにくく快適です。もちろん透湿性で有名なのはゴアテックスで、機能としても透湿性だけではかないません。しかし、ゴム手袋なのに透湿性を備えているということ自体が画期的です。

③ 氷点下でも“やわらかい”
01winterシリーズはマイナス60℃でも柔らかさを維持と公式が明記。低温でゴワつきにくく、握る・つまむ動きがしやすいので、ゲレンデスキーはもちろん、厳冬期の雪山に行っても柔らかさは確認済み。細かい操作が必要なバックカントリーやテント泊では本当に重宝します。

④ “安価”で買い替えやすい
01winterというモデルの実売は2,000〜3,000円台が多く、高いモデルでも4000~5000円台程度です。ほとんどのゴアテックスのグローブは10000円前後が相場かと思います。子どもに買うグローブとしてもコスパ最強で、気兼ねなく使えるのは大きなメリットです。ちなみに私はスノボ、バックカントリー、雪山登山で数年使い続けていますが、まったく壊れません。安価なので、予備のグローブとしてもザックに入れてあるほどです。ちなみに最安は業務用の青い防寒テムレスです。

ニュース1:01winterにジュニアサイズ誕生(2025年8月)

長年の要望に応える形で、TEMRES 01winter Juniorが登場。シリーズの特長である防水×透湿×軽さはそのままに、子どもの手に合わせた薄く軽いフィット感裏起毛のあたたかさを備えています。

  • 製品名:TEMRES 01winter Junior
  • 素材:樹脂部=ポリウレタン/繊維部(アウター)=ナイロン・ポリウレタン、(インナー)=アクリル・ポリエステルほか
  • サイズ表記ジュニア(本体寸法:全長26.5cm/手のひら周り19.5cm/中指長さ7.0cm)
  • カラー:ブラック
    ※公式製品ページの仕様より抜粋。showaglove.co.jp

どの学年から合う?
我が家の運用感と手の実測値目安から、小学校高学年(4〜6年)以降にフィットしやすいサイズ感。低学年は後述のスプリンゲンのほうがサイズ選択肢が多く合わせやすいケースが多いです(手の実測優先)。


スプリンゲンについてはこちらのブログで詳細を書いています。ご興味があればこちらもどうぞ。

ニュース2:厳冬期の新機軸「TEMRES TFミトン」(2025年10月)

“トリガーフィンガー(人差し指だけ独立)”構造のミトンに、厚手インナーを組み合わせた新機種。

  • 製品名:TEMRES TFmitten
  • アウター:薄く柔らかな防水・透湿のトリガーミトン
  • インナー:裏表両面起毛の厚手5本指・左右兼用)。着脱・交換・洗濯が容易セパレートタイプ
  • リーシュコード標準装備、右手のみ蛍光テープで左右識別
  • サイズ:現状Lの表記(本体寸法:全長32.5cm/手のひら周り25.5cm)

※公式製品ページの仕様より抜粋。showaglove.co.jp+2showaglove.co.jp+2

どんなときに最適?
厳冬のスキー場や雪山ハイクで保温力を上げたい日、それでいてストック操作やバックル操作のしやすさを確保したい場面。トリガー構造で操作性と保温性のバランスが取りやすいのが魅力です。

スプリンゲンとテムレス、子どもにはどう使い分ける?

結論(コスパパ流)

  • 低学年までスプリンゲンのサイズ展開が豊富で合わせやすく、フィット優先で選びやすい。
  • 高学年以降テムレス 01winter Juniorにシフト。通常は1枚で完結。寒いときだけインナーグローブを追加するのがおすすめ。

二つグローブをすると中がぐちゃぐちゃして気持ち悪いから、一つの方が楽!別にテムレス一枚で寒くないしね!


スプリンゲン使用時は、インナーグローブを重ねて使用するため脱着が手間と、わが子にいわれました。1枚で使えるテムレスのほうが“ほとんどの時期”で楽だと言われ、ブカブカですが大人のSサイズを使用していました。コスパパとしては寒いときと暑いときで調整できた方がいいと思っており、自分は厚さの違うインナーグローブを使いわけています。しかし、子どもの手は温かくスノボ中も大人に比べて厚手にする必要がありません。2月の吹雪の日はさすがにテムレス一枚では耐えられないと思いますが、晴れている日だけ滑るのであれば、シーズン通して1枚で十分みたいですね。

こちらの画像の右手はMサイズ、左手はジュニアサイズです。

これくらい指先が余っている状態で使用していました。これだとテムレスの操作性の良さが完全に失われてむしろ使いづらいだろうけど、一枚がよかったみたいです。これからは指先のあまりも少なくなってよりテムレスの良さを感じると思います。

ハイシーズンの吹雪の中やナイター、標高の高い山など気温が-10℃を下回るような場面では寒すぎる場合があります。また春シーズンのピーカンのお昼ごろなど、気温が10℃近い場面では暑すぎる場合があります。どんなときも適応するためには、一枚では難しく、インナーグローブなどで調整する必要があります。

テムレスはいろんなシリーズがあり、裏起毛がないタイプを選べばインナーグローブで調整しやすくなります。ジュニアサイズはまだ裏起毛があるタイプしかありませんが、裏地を引っ張り出してハサミでカットするという方法があります。テムレスが青い防寒テムレス一種類だった時代にはみんな裏地を切り取って使っていました。


サイズの選び方:失敗しない計測ポイント

  1. 手のひらまわり:利き手の親指付け根の膨らみを避けた周囲を柔らかいメジャーで。
  2. 中指長さ:指先から付け根のシワまで。
  3. 全長:中指先端〜カフ端。
手のひらまわり中指の長さ全長
ジュニアサイズ19.5㎝7㎝26.5㎝

ここで一番大事なのは手のひらまわりのサイズです。小学生の子どもの場合はジュニアサイズが一つしかないので、サイズが合わない場合はスプリンゲンにした方がいいかと思います。大人用だと指の長さが合わない可能性があります。そして、手のひらまわりは-2~4㎝くらいがよさそうです。ジュニアサイズは指まわりが細めなので、次男もインナーをつけるときつくなってしまいました。

手のひらまわり感想
次男(小学3年)15.2㎝緩くて脱げちゃう
長男(小学5年)16.5㎝ちょうどいい感じ
18.5㎝入るけど握りにくい

大人用は種類が豊富でシリーズによって同じサイズでも手のひら周りの大きさが違います。緩すぎ、キツすぎはこのサイズのズレが生んでしまう感覚なので、購入前にしっかりと計測しておきましょう。

コスパパは手のひらまわり20.5㎝なので、01 winterならLサイズがちょうどいいです。-4㎝だとインナーグローブも装着しやすいです。バックカントリーに使用する厚手のインナーグローブだとLサイズではきつくなってしまうため、05 overshellが必要になります。指先も少し太めの設計です。

下にサイズ表と簡単な特徴をまとめておきましたので参考にしてください。

TEMRES シリーズ サイズ・特徴一覧表(2025年)

モデル名サイズ展開手のひらまわり(cm)インナーカフ(袖口)主な特徴・用途
01 winterジュニア/M/L/LL/3Lジュニア:19.5
M:21.5
L:24.5
LL:26.5
3L:28.0
あり(ボア起毛)なし冬用ベーシックモデル。保温性が高く、防水透湿構造。日常・雪遊び・釣りに最適。2025年8月にジュニアサイズ追加。
02 winterM/L/LL/3LM:21.5
L:24.5
LL:26.5
3L:28.0
あり(ボア起毛)あり(絞りカフ)01の進化版。袖口からの雪侵入を防ぐカフ付き。登山・スキーなどに人気。ややゆったりめサイズ。
03 advanceS/M/L/LLS:18.0
M:20.0
L:22.0
LL:24.0
なしあり軽量・通気性重視。防水透湿ながら素手感覚で作業可。夏場・雨天アウトドア作業向け。
04 advanceM/L/LL/3L/4LM:20.0
L:22.0
LL:24.0
3L:27.0
4L:28.0
なしなしもっともシンプルな万能モデル。軽作業・農作業などに適する。シリーズ最大のサイズ展開。
05 overshellL/LL/3LL:25.0
LL:27.0
3L:28.0
なし(アウター仕様)あり手袋の上から重ねて使う防水オーバーシェル。防風・防雪用。ゆとり設計でアウトドアや雪山対応。
TF Mitten(2025年10月発売)L(アウター+インナー構造)アウター:25.5/インナー:25.0あり(脱着式インナー)あり指をまとめたミトン型。保温性最重視。スキー・雪遊び・登山など極寒環境向け。アウター+交換式インナー構造。

🔍 シリーズ構成・選び方の目安

目的・用途おすすめモデル理由
子ども・家族の雪遊び01 winter ジュニア防水透湿+保温性◎、小さめサイズ対応
防寒登山・スノーハイク02 winter/TF Mittenカフありで雪侵入防止、ミトンは保温最強
雨天・春秋アウトドア03 advance通気性あり、素手感覚で扱いやすい
軽作業・農作業・通年使用04 advance丈夫でシンプル、手入れがしやすい
雪山・レイヤリング使用05 overshellオーバーグローブとして防雪・防風用に最適

まとめ(コスパパ流)

  • コスパのよい01 winterもしくは業務用の青い防寒テムレスを選んで間違いなし。
  • 手のひらまわり-2~-4㎝を目安にサイズを選びを。
  • インナーグローブ装着は大人サイズならおすすめ。手のひらまわり-4㎝前後を目安に。
  • 薄手インナーでも効果あり。テムレスは指回りが細めの設計なので、-10℃を超える厳冬期の雪山に入る場合は厚手インナーが装着できる05 overshellかTF Mittenがおすすめ。

参考・出典

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