100均でコスパ最強燻製器を自作!700円で2段式コンパクト設計

キャンプ

キャンプにいくようになると、だんだん挑戦したくなる一つがスモークではないでしょうか?最近の燻製器は使い捨ての紙でできたものから、5000~10000円する本格的なものまでさまざまです。私もスモークをやりたくていろいろ探しましたが、コスパ重視でこちらの手作り燻製器に落ち着きましたが、まったく問題なく使えております。実は以前作成した400円のセットはもう2年くらい使い続けており、今回はそれをコンパクトにして2段にした改良版になります。耐久性としてはこの値段で2年使い続けている実績から問題ないかと思います。

本格的なスモークと香り付けの違い

本格的なスモーク(燻製)は、食材に煙をかけて風味をつけるもので、専用の燻製器やスモークチップ、スモークウッドを使い、下ごしらえ、塩漬け、塩抜き、乾燥、燻煙の工程で時間かけて作ります。調理方法も煙の温度によって「熱燻:90℃以上で30分程度の燻煙」「温燻:30~80℃で2~5時間の燻煙」「冷燻:15~20℃で長時間の燻煙」の3種類に分けられます。

私が作るのは本格的なスモークをやっている人からしたらそれは燻製とは言えない!と言われるかもしれませんが、手軽にできるスモークの香り付けといったものになります。ですが十分香りや味がついたスモークを短時間で完成できるので、ファミリーキャンプの忙しさでも楽しめるし子供たちも待ちくたびれることもないので私は満足しています。

準備する道具

最低限必要なものはこちらです。これで400円です。

  • ステンレス深型ボウル2個 直径20㎝
  • 網(BBQ用の網など)※下記追加購入の場合には必要なし
  • 鍋の取っ手

追加して機能をあげるために必要なものはこちらです。合わせて700円+クリップ類で作成できます。

  • 深型フリーボウル1個 直径11㎝
  • セリアのクックネット調理網
  • セリアのステンレス半月網2枚(上記の網をこれに変える)
  • ゼムクリップ2個
  • ダブルクリップ2個

作り方

私が考えたのはコンパクトでなおかつある程度の量を燻製できるもの。燻製器には2段や3段のものも多く、効率的に作れるようになっています。

まずは1枚のステンレスボウルの中心に穴をあけます。そこに鍋のふたを取り付けます。電動ドリルがあると楽ですが、そんなに厚手のステンレスでもないので千枚通しでもなんとかなるかと思います。

小さいボウルで高さを固定して一枚目の網をセリアのクックネット調理網、ボウルのサイズとちょうど合うセリアのステンレス半月網2枚をゼムクリップをペンチで変形させながら巻きました。これは針金ならなんでもいいかと思います。私の手元あった手頃なものがこれだっただけです。

あとはなくてもいいのですが、ボウルとの固定のためにクリップを利用しています。食材が転げ落ちると悲しいのでここは安心感のためという感じです。

実際に使用してみて

中に入れている小さいステンレスボウルにスモークチップを一握り入れて、下からコンロやバーナーで炙ります。弱〜中火で10分ほど炙って完成となります。

手作りで隙間があるため、火を止めて置いておくとあまり香りつけができないところがありますが、火をつけっぱなしにすれば問題ありません。小さいボウルにしているため火から近いので、温燻から熱燻になっています。チーズは上段に入れておく方が良さそうです。また溶けてしまうと下にドロっと落ちてしまうので、必ずクッキングペーパーにのせるかパッケージを開けたままのせるようにしてください。

さくらチップは香りも味も濃いので、初めてやる方はスモーク感が強くおすすめです。時間が短いので水分は飛びきっておりませんが、香りや味がついているだけで特別な感じがします。

自宅でやるには家中にスモークの香りがついてしまうので、私はキャンプといえばという気持ちで毎回やりたくなります。時間も短くお手軽なのに、BBQやキャンプ初心者の友人と一緒にいるときはおもてなしの一つにもなります。ついでにこの手作り燻製器の安さを自慢しつつ話のネタになります。

こちらの写真は2年以上使った100均ステンレスボウルを使った燻製器です。下はだいぶ焦げており歪みも出ていますが、全然問題なく使えていました。上は今回作り直したボウルに取っ手を移植したので穴が開いた状態になっています。26㎝のものだったので-6㎝ですが、持ち運びとしてはだいぶコンパクトになったかと思います。取っ手をもっと小さいものにすればさらによくなりますね。

メーカーの燻製器はやはり便利そう

ちなみに燻製器もちゃんとしたメーカーのものを購入するなら折りたたみのものだったり、温度計がついているものだったり、とても便利にはなるかと思います。実際に使用したことがあるわけではないですが、欲しかったものをいくつかご紹介しておきます。

キャプテンスタッグの燻製器は折りたたみができて、キャンプにも持っていきやすそうです。コスパもよくて、さすが庶民の味方です。

スノーピークの商品はなんでもクオリティーが高いですよね。折りたたみはできずとも四角いので収納時のデッドスペースが少なそうでいいですね。丸形の燻製器って調べると結構多いので、差別化ができて羨ましいです。

SOTOのIHスモーカーなら自宅でも手軽にできます。しっかりと密閉できるモデルじゃないと部屋中スモーク臭で大変です。鍋でも手ぬぐいを巻くことでかなり煙は抑えられるようですが、挑戦したことはありません。

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