初心者向けバックカントリー 前武尊荒砥沢~十二沢ルート 都心から近くリフトアップなのにぐんまパウダー5で安く行ける

バックカントリー

入山日は2024年2月18日

オグナほたかスキー場からリフトアップして前武尊へ。剣ヶ峰との間にある荒砥沢を落として再度前武尊に向けてハイクアップ。オグナほたかのゲレンデに向けて十二沢を落としていくルートです。

コース

オグナほたかスキー場の第6リフト上からハイクアップを開始します。スタート地点がリフト上となっており、ハイクアップしていくと前武尊山頂に到着します。

そこから落とすことができるのが青丸で囲っている荒砥沢と、黄色丸で囲っている十二沢です。それより下に滑っている箇所はオグナほたかのゲレンデ内でゴール地点はチケット売り場です。

前武尊ハイクアップ

この日は雪崩リスクはほとんどありませんでしたが、やや曇り空でのハイク開始です。今年の雪不足の影響がモロに出ている状態で、所々枝が飛び出ています。2月の厳冬期ですが春のような光景ですが、トレースも多く正直ハイクアップはしやすいです。初心者でも1時間ほどで山頂に到着できるのでそこまでつらいハイクにはなりません。傾斜も10°~20°程度の箇所がほとんどです。速い人は40分程度で登り切ってしまいます。

こちらは前武尊山頂です。ヤマトタケルの像があり、こちらで休憩をとる方が多いです。ソロBCで行くと常連の優しい方々が声をかけてくれることもあります。今日のコンディションや天候などの情報をもらうこともでき、より安心して滑ることができます。

剣ヶ峰と川場スキー場

ヤマトタケル像の奥に進むと、剣ヶ峰と川場スキー場が一望できます。

荒砥沢ルート

剣ヶ峰との間の東側が荒砥沢ルートです。ここは剣ヶ峰からの雪崩が発生することがあります。暑い日は少し前武尊よりの北斜面を滑ることで、ストップスノーをできるだけ避けることができます。また十二沢が南斜面なので、コースの違いをより楽しむことができます。ここは落とした分を丸々ハイクアップすることになるので、つい気持ちよくて滑りすぎてしまうと後が大変になります。およそ1分半程度で折り返すのがいいかもしれません。

もしハイクアップが大変であれば、十二沢との尾根に向かっていくと少しだけ短く戻ることができます。体力はあり、楽しみたければ頑張って前武尊に登り返しましょう。

十二沢

オグナほたかスキー場の第6リフトに乗っている際に右手に見えるのが十二沢です。ここは南斜面になります。雪崩リスクは比較的低い箇所であることと、ゲレンデリフトが確認できる位置であるため、初心者にも安心のルートです。私も初めてのバックカントリーツアーに連れて行ってもらったのがこちらのルートです。しかし前武尊山頂から尾根沿いに少し下ったところから雪崩があった年もあります。まったくリスクのない山はありませんが、条件によっては警戒が必要です。下るポイントは第6リフトの途中ですが、雪の多い時期は乗り場付近に一部ハイクアップを交えながら出てくることができます。

安く何度も行ける理由

リフトアップのバックカントリーの良さはハイクアップの時間に対して落とす距離が長くとれるのが魅力です。しかし、ゲレンデを経由するためにリフト券代がかかってしまうのが痛いところです。オグナほたかスキー場は例年ぐんまパウダー5という時間券が販売されています。数量限定で早割券が販売されている秋ごろに入手することができます。10時間券もしくは20時間券を購入することで、1時間分だけの使用でリフトアップをしてあとはバックカントリーを楽しむことができます。およそ1000円前後でこれが楽しめるのですからお得ですね。

例年では厳冬期ならぐんまといえどしっかりとパウダーが楽しめます。私はここで膝上ラッセルを楽しんだこともあります。ふわふわパウダーはあります。スノーシューを使用するスノーボーダーには定番ライトニングアッセントとライトニングテイルでしっかりと浮力を出してあげましょう。誰もが認めるおすすめスノーシューです。

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